幸福王国ブータン旅行記①~原色の幸せへの旅~

東日本大震災のあった2011年の11月、ブータン国王が来日し、国会で演説されたことをご存知の方もいるかもしれない。その演説から半年後の2012年の6月に、私は、妻とこの国を訪れました。

ブータン王国といえば、国連の基準によるところの後進開発途上国である。経済的には豊かとは言えない国でありながらも、自らを幸せと感じる国民が最も多い国であるという。GDP(国民総生産)よりもGNH(国民総幸福量)という独自の指標を世界に提唱し、注目されているヒマラヤ山麓にある小国である。2014年以来、国連から世界幸福度報告書が発表されることになった世界幸福デー(毎年3月20日)は、このブータンの提唱から実現したものでもある。国民総幸福を唱うこの国、本当のところ、国民は幸せそうに暮らしているのか?というところに興味がある方は多いと思います。私もそのうちの一人だったのです。

※国民一人一人が感じる幸せ=国の幸せと考える国民総幸福量GNH(Gross National Happiness)は、1972年に先代国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクが提唱し、そこから国の政策の軸として活用されている。国民一人当たりの幸福を最大化することによって社会全体の幸福を最大化することを目指すべきだとする考えが基本にある。このこの構想は、広く世界に知れ渡る以前よりブータンの中にあったもので、国教である仏教を宗教から距離を置いた形で指標化したものでもある。GNHを実現する大きな4つのガイドラインとして、1.いい政治 2.経済発展(GDP)3.文化を守る 4.自然保護 など。例)自然保護のために週に1回一般車の運転禁止(観光の場合は許可を得て可能)があり、これらをさらに細分化し、目標設定がなされ、制度化されている。

幸せの秘境への期待感で胸を躍らせながら、関西空港からタイ(スワンナプーム空港)経由で、標高約2,200mの渓谷にあるパロ空港に着いたのを覚えている。空港では、ブータン人のガイドさんが待ってくれていて、そこからハイヤーで宿泊先ホテルに向かうことになりました。

ブータンは、日本から飛行機の直行便があるわけではありません。タイ・スワンナプーム空港(バンコク)経由で、DrukAir(ドゥルックエア)といわれるブータンの飛行便に乗ってパロ空港(ブータン)に参ります。また、入国にはビザの申請が必要なので、ビザフリーの国への旅行しかしたことのない方にとってはその取得のために、不慣れで面倒くさいこともあるかと思います。ビザの申請、Drukair搭乗の手続き、宿泊やその他アクティヴィティに関する段取りはすべてアマンが滞りなくしてくださったのですが、それでも担当者の方とのやり取りは、タイムラグができたりで、不安な要素も抱えながらの旅行手続きでした。アマン以外の場合は、ブータン専門の旅行会社をネットなどで探していくことが一般的になると思いますが、初めての方は、それでも、何から始めたらいいのか分からないと思います。

あらかじめタスクを整理すると、

・ビザの申請
・タイ(スワンナプーム空港)←→日本の航空チケットの購入
・DrukAirの航空チケット(日本ブータン間往復)の購入

Drukair航空機の発着時間が不安定なため、スワンナプーム空港についてから、そのまますぐにDrukairに乗るのではなく
一泊するのが基本です。

・スワンナプーム空港内もしくは近くのホテルの宿泊予約(一泊)

スワンナプーム空港内のノボテルなどのホテルや、その他、空港近くのホテルでの宿泊をお勧めします。
(※金額も日本円にして1,000円台くらいからあります)

なので1日目は、スワンナプーム空港近くのホテルで宿泊、その際には、アマンからのFAXレターが。このあたり、さすがアマン!と思わされる目の届きよう。そして、その翌早朝、フライト前には、アマンのタイのスタッフが、空港で私どもを待ってくれていて、手続きをスムーズにしてくれて安心して飛行機に搭乗。世界中のアマンのスタッフが連携して、1組の顧客をフォローする、このあたり、アマンのスケールの大きさを感じさせられます。

スワンナプームを飛び立った私たちは、バングラデシュの首都ダッカ経由でブータン王国を目指します。飛行機(Drukair)の中には、ブータンの新聞なども置かれいました。こちらは、雑誌。ブータン国王と王妃が昨年、天皇陛下との面会、それから、震災の被災地訪問のため日本に来られたときの記事が大きく取り上げられています。数時間のフライトでブータンに到着。※日本からの時差3時間、バンコクからの時差2時間のところにブータンがあります。着陸寸前のところでは、ヒマラヤの高い山々が飛行機の窓からのぞくことができ、そのスケールの大きさに驚かされます。飛行機の運転手も、山間を縫って着陸態勢に入るのは大変だろうなと思いますが、実際、このブータンの空港(パロ空港)の発着は、世界の中でも有数の難易度らしいです。

そして、パロ空港に到着。なんとローカルな雰囲気の漂う空港!旅客は、飛行機から直接降りてそのまま空港のロビーへ徒歩で向かいます。ロビーもそれほど広くはありません。(日本のローカル電車の改札程度の規模。)

 

聞くところによると、パロの標高は2300m程度。私の登山用の時計も、大体そのくらいを差しています。空港を出ると、アマンのスタッフSONAMさん(車の運転手)と、Tashi(通訳さん)が待機してくれており、そこから、渓谷の合間を縫ってティンプーに行くことになりました。

 

 

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