新涼、高野山。

8月17日〜19日は、真言密教の聖地・弘法大師空海開創の高野山に。

毎年8月のこの時期は日常から離れ、霊験あらたかな高野山の静寂の環境の中で、仲間とともに経営の理念設計を行います。

今年といえば、7月に西日本の記録的な豪雨、それから、そのあとの凄まじい猛暑が続きました。

標高800メートルを超える高野山でも35度を記録するほどだったそうです。

私たちが高野山を訪れたときには、今年の極端な気候を忘れるほど穏やかになっており、

日中は約21度、明朝には14度ととても涼しい、いや、肌寒いくらいになっています。

高野山の理念設計のワークは3日間。

ただひたすら、今、まさに感じていることを紙に書き出し、まとめていく内省ワーク。

真言密教といえば、最澄らと共に唐に渡った空海が、青龍寺にて恵果大阿闍梨に師事し、伝法灌頂を受け日本に持ち帰ったと云われています。

恵果大阿闍梨をして、

「我汝の来たらんことを、相い待つこと久しかりつ。今日い相見ゆ。大だ、好し。大だ、好し。」

と云わしめ、阿闍梨の元で修行していた千人を超える弟子たちを置いて、異国から来た空海に密教の教えの真髄を伝えたという話は有名です。

その空海の持ち帰った数多くの密教の教えの中でも、「曼荼羅」(金剛界・胎蔵界)は、その真髄と伝えられています。

3日間のワークでは、意識の奥にある意識を洗い出しそれらを文書化、心象化するなどしてまとめていきます。

コンセプトは、まさに曼荼羅がピッタリ、日本でも屈指の最高の環境なのではないかと思っています。

私自身は10年前からこのワークを続けていますが、それでも、そのときごとに課題が移り変わるもので、いつも初心に帰る想いがします。

あ、特定の宗教活動ではありませんよ。

初めてこのワークに取り組まれる方は、場の空気感も然り、日常の忙しさの中で自分と向き合うという時間がそもそも取れていないということが多く、こういった内省ワークにも慣れていないとおっしゃられるケースがほとんどで、五感を総動員する作業にヘトヘトになっていたりします。その分、終えた後は明鏡止水のような心持ちになれるんですけどね。

とても感性的であり創造的な作業ですので、日中や夜よりも早朝に行うのが向いていますので、

私は朝3時半には起床して、シャワーを浴びてスッキリしてから取り組むようにしています。

今回は、3日間とも快晴でしたので、朝6時前に奥の院の御廟まで足を運びました。

空気の音だけが聴こえるようなその御廟の前にいたのは私ひとりだけだったので、お大師様と対話しているようなそんな時間となりました。

ワークシートを持参していたので、その進捗の報告と決意表明をし、その後、6時より執り行われる生身供(御廟の中で今も入定していると云われているお大師様に毎日朝6時と10時半に食事を届けるという儀礼)も拝見させていただきました。

まだ朝早い時間なのにも関わらず全国、そして海外からもこの光景を一目見ようというカメラを持った人たちを見かけます。

8月17日といえば、旧暦で七夕、人々が星に願いを込めて祈る日、もあります。

3日間とも快晴だったので、夜には満天の星空を眺めることもできました。

なんだかここにいると、思い通りにならないのがこの世の常だとしても、願いがどんどん叶いそうな気がするから不思議ですね。

新涼や 風の音聞ゆ 御廟前

 

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