万葉薪能 観世流能・片山九郎右衛門×和泉流狂言・野村萬斎父子

先日10月7日家族で、

2018年に日本遺産にも登録された「絶景の宝庫 和歌の浦」にて、能(万葉薪能)を観賞してきました。

日本遺産という肩書きがつきましたが、自宅より徒歩10分ほどで見られる風景であり、

また、生まれてこのかた40年以上も触れてきたものなので、

さすがにあらためて絶景とは思わないのですが、

今年は猛威を振るった台風21号の影響でその絶景に至るところに損壊が見られ、

これまで当たり前にあったこの風景も、当たり前ではないんだなと感じ入った次第です。

さて今年の薪能は何と言っても

観世流・能の片山九郎右衛門氏、それから和泉流・狂言の野村萬斎氏

ビッグネームが演じられることが目玉で、贅沢すぎるともいえるセットリスト、大勢の観客で賑わっていました。(万葉薪能の会さんが20周年を迎えられるということで、その記念もあってのことだそうです)

演目も能・狂言(合わせて能楽といいます)について、素人の私でも比較的わかりやすいもので、能は「紅葉狩」、狂言は「蝸牛」。

能・狂言の素人の私が一言で言うのもおこがましい気がしますが、人生苦を優雅に幽玄美を表現する能、一方、喜劇のように表現する狂言、私の場合、どこか人生や仕事(マーケティング)に生きるヒントを感じながら能楽の鑑賞をしているように思います。

例えば、どんなところか一部を取り上げると、能楽はまず劇場そのものが、セットや小道具が少なく簡素です。

技巧的で派手な演出が当たり前な現代人にとっては、素気ない、いや、不親切と感じる人もあるかもしれません。

簡素さの分、観客がその世界観に一歩踏み込まないと、劇中の風景を自ら想像することはできません。

セットや小道具があることで、観客はその世界を視覚ですぐに認知できるのですが、能はそれがありません。

その分の情景は、観客の想像力に委られることになると思うのですが、そのさじ加減といいますか、そこに、これからの時代のマーケティングにも生きるヒントがある気がしています。

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