【ノイズレス・オフィス】流れ編

【ノイズレス・オフィス】流れ編

ノイズレスオフィスの取り組みは、あくまで仕事のアウトプットの量、質を向上させることが本来のねらいです。しかしながら、仕事のアウトプットというのは向上するのはもちろんのこと、実はそのボトムラインを維持することでさえカンタンなことではありません。そこで、私たちは物理的な環境面から常にプロとしての一定の水準のパフォーマンスを維持できるようひとつの「型」のようなもので、以下の取り組みも行なっております。

本業に専念する

E)環境面…定期的な掃除点検と採点

毎月定期的に5Sがなされているか点検をし、点数をつけています。時にはあえて外部の人と点検を行ったりして、外圧を利用することで気分によってやらない言い訳ができないようにしたり、業務を見直す新しい視点を持てる機会を意図的に作っています。オフィス見学会は私たちの取り組みで何かお役に立てることがあればという視点で開催しておりますが、外部の人に見てもらう以上それなりの緊張感が出て、いい刺激になったりもしています。(また、ここでは細かくなりすぎるので別の機会にしますが、半期ごとに書類点検を行い、必要な書類を見直しています。)

余談ですが、年末の仕事納めをした後、オフィスの最終の掃除をしていたとき、当時3歳だった息子が入ってきてこんな指摘をしてくれました。

「前は床タイルの裏側も掃除してたのに、今日はせえへんの?」

実は、「今年はもういいか。。。」と心の声が気持ちが芽生えていましたが、息子が先に床をめくり出して雑巾で拭き始めたのでやらざるを得なくなってしまいました。定期的なチェックをしていると、イレギュラーは誰かに気づかれることになり、そこに他力が働くようになるようです。

子供はよく見ています。最高の点検者かもしれません。

 

P)特性面…習慣チェック(マンダラ手帳)

人間は、自分自身で作った習慣の奴隷だといいます。確かに。しかし、その習慣を手なづけるのが一番難しい。私たちは、マンダラ手帳(クローバー経営研究所)を使用して、習慣を健康・家庭・仕事・経済・社会・人格・学習・遊びの項目に分け、それぞれ実践できているかをチェックします。メジャーリーガーとして大活躍中の大谷翔平氏が活用していたとしてネットでも話題になっているマンダラチャートで、目標管理ができたりします。私の住む和歌山県は、密教の聖地・空海開創の高野山があることでも知られています。密教といえば、曼荼羅図。マンダラ手帳を使わない理由はありません。

マンダラ手帳。左ページはスケジュール。消せる蛍光ペンでプライベート、仕事などを色分けしてその時間量を一目でわかるようにしています。右ページで健康・家庭・仕事・経済・社会・人格・学習・遊びの8項目の習慣チェックができます。

 

こういうことを紹介すると、「よくそんなマメなことができるね。私には到底できへんわ。あんただからできるのよ」とちょっと特別な人間として距離を置いて見られることがあります(笑)そこは誤解して欲しくないのですが、実は、私自身もこういうことはできないタイプで、誰かに協力してもらわないとどんどん先送り、妥協、他人任せの方向に行ってしまう自信があります。人間、決めたことでも絶対やらないと死んでしまう、とか多大な損害が出るというように緊急性がないとやらずじまいになってしまうんですよね。生来ズボラでグズな私は一度気が緩むととことん基準値を下げてしまい、やがては閾値すら割ってしまう。そうならないためには、仲間が必要。そこで、同志を募ってみんなで点検のしあいっこをしたりすることにしています。

Before(左)、After(右)

Before(左)、After(右)環境を整えることで、体型まで変わりました。過去がいかにズボラだったかは、写真を見たらよくわかります。

 

仕上げ)マインドフルネス

間接業務を減らした分をそのまま放置するのではなく、そのエネルギーを直接業務に転化することで、ご紹介した一連の取り組みはようやく生きたといえると考えています。その仕上げ的な作業として、最近流行りの言葉で言うならばマインドフルネスタイムを、毎日の始業前に一定時間設けています。マインドフルネスという言葉も随分身近な言葉になりましたし、ここでは説明を省きますが、厳密にいうと、マインドフルネスと坐禅、また坐禅と瞑想は違うものだそうです。しかし、そのあたりの議論は個々の単位でやるとして、あくまで会社なので業務の一環として宗教性から距離を置いた立ち位置(マインドフルネス)として行えるものという視点で、禅を取り入れようとしています。

禅は、日本文化であるだけではなく、昨今のZENブームでも知られるように国際的コンテンツにも認知されています。

NHKJapangle(型)」

もし海外の人から、何か日本のことを教えてと聞かれたときに、「禅の文化」について話ができれば話が盛り上がりそう(笑)

禅の特長は、単に坐禅をしていたらいいというわけではなく、呼吸・姿勢に始まり、生活の規矩や作法にいたるまでしっかりとした「型」があり、「行住坐臥(歩くこと、立つこと、坐ること、臥せること、日常のふるまい)」それに則った丁寧な生活を心がける点ではないかと思っています。これらは心身の健康にも、立ち居振る舞いが美しくなったりすることにもつながるかもしれません。私が最も苦手でできていないことですが。

禅は、日本の武芸などに多くの影響を与え続けたといいますが、その「型」の中にあるその引き算の美学であったり、日本人独特の「間」の活かし方であったり、これらは今のものづくりやサービスなどに活かせ「ヒント」、つまり直接業務にいい影響を与える可能性が大いにある気がします。

Goolgleなどのシリコンバレーの先端IT企業なども導入しているほか、先日引退したイチロー選手やマイケルジョーダン、スティーブ・ジョブズにブルースリーと、私の好きな達人がちが禅を取り入れていたといいますし、地元で永平寺で修行していた禅僧とのご縁ができたということもあり、これも、私にとってはやらない理由がなかったということもあります。

これら一連の流れをつくることで、絵画でい透視図法の消失点のように、徐々に一点に集中できる状況を作りたいと考えています。

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