万葉のふるさと・和歌の浦

万葉のふるさと・和歌の浦

『初春の月にして、気淑く風ぎ、梅は鏡前の粉をき、蘭は珮後の香をす』

 

新元号「令和」、出典が万葉集ということで、ついこないだまで書店にあったものの在庫がなくなっていたりしますが、皆が関心を示していることが伺えます。

万葉集といえば、1200年あまり前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書。

いろいろと意見が分かれているようですが、新元号が国書由来になったことは嬉しく思っています。

そんな万葉集について、ゆかりの地が私の住む和歌山市、住まいからも約2km、車で5〜10分程度のところに、和歌の浦があります。

和歌の浦は、名前の通り、和歌の聖地とも言われ、万葉集4,500首の和歌のうち、和歌山の歌が107種、さらに、和歌の浦には、山部赤人、藤原氏、柿本人麻呂などが詠んだ歌が13種あり、江戸時代にはかの松尾芭蕉も訪れ句を詠んでいます。

満開の頃はもう過ぎましたが、さくらは、まだ咲いています。

例祭が4/13でもある玉津島神社。稚日女尊(わかひるめのみこと)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)、衣通姫尊(そとおりひめのみこと)、明光浦霊(あかのうらのみたま)が祀られてます。

小野小町!

「行春をわかの浦にて追付たり」芭蕉句碑

 

 

そして、平成29年(2017年)には、「絶景の宝庫 和歌の浦」として日本遺産にも認定されています。

これから、ますます注目されるかもしれませんね。

メルマガやブログで私のところに訪れてくださる県外のお客様は、これまでは高野山、熊野古道などにお連れすることが多かったのですが、令和を皮切りに、改めて和歌の浦で和歌に親しむという企画もいいかもしれません。

そして、和歌の浦にたたずむ玉津島神社&塩釜神社。

 

 

 

ここは、ちょうど42年前の4月のこの日、私の両親がお宮参りに訪れたところです。

実はこの4/12は誕生日だということもあり、平成と令和の間の期間に、出典の万葉の歌にならい、気持ち新たにしたいなとふと思い立ち、まずは自分に与えられてきたカードを再確認しようと、玉津島に日の出を拝みに訪れました。

このあたりは、何分、私にとってはジョギングコースのひとつで、あまりに見慣れた風景になっているので、令和が万葉集出典ということでもない限り、わざわざ気持ち新たにしてまで訪れるということはなかったと思います。

歩いてここに行くと、途中、母校の小学校、それから氏神神社の前を通ることができます。

日頃、あまり意識することはできていないと思いますが、あらためて自分の生まれ育った場所をゆっくり歩いているとこれまでこの場所でいろんな方とご縁があり、見守られて生きてこれたんだな、感謝の気持ちを忘れてはいけないな、とつくづく感じた次第です。

さて、和歌といえば、修辞技巧(枕詞、掛詞)がいろいろとありますが、改元の間にリニューアルしたこのサイトもそれとはちょっと趣向が違うかもしれませんが、実はいろんな暗号を入れ込んでいます。まずは、知人などにリニューアルをお知らせしましたが、おそらく気づかれた方?は今のところ、約1名ですね(^^。

よくよく振り返ってみると、私にとっての最もご縁の深いこの地があったこそのできごとが、この地に見守られながらいろいろとあり、それらの点と点がつながってきた感があります。

若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴(たづ)鳴き渡る(山部赤人)

 

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